仕事をしていく上で、「出世したい」という思いを持つ方は少なくないでしょう。けれど、現代社会において出世を望むのであれば、有名大学を卒業し、いわゆる出世コースに乗らなければ難しいというのが現実です。特に大手企業であれば、その傾向が顕著にあるでしょう。
しかし、この様なエリートコースに乗らずとも、出世が望める業界があります。それは、建設業界です。これからの将来性のある、安心して働き続けられる業界で、出世を目指してみませんか?
1. 高齢化による若手不足が進む建設業界
建設業界における高齢化問題は深刻で、それは国勢調査からも見て取れます。建設業就業者の平均が47歳、全産業はというと44歳。比べてみると建設業は+3歳ということになります。これだけ見ると、そこまで深刻なのではないかと思われるかも知れませんが、55歳以上の割合が高いため、数年後に定年を迎えた時に、圧倒的なベテラン不足の状態に陥るわけです。
2. 若手育成への取り組み
先に述べた通り、建設業界において若手不足は深刻です。こうした状況を改善するために、今のうちから若手を育成しようという動きが業界全体であります。未経験者でも一から教え、技術の習得に協力的であったり、資格取得や講習会への参加を後押ししてくれる風潮が強まっています。
3. 若手不足だからこそ早期の成長・昇進が望める鳶という仕事
「現場の華」とも称される鳶という仕事。高所で梁から梁へ華麗に飛び移る様から、その名がついたと言われています。一般的には高所での作業を専門とし、作業の種類によって鉄骨鳶、橋梁鳶など、様々な呼ばれ方をされます。
では、なぜ鳶職は出世を望みやすいのでしょうか?その理由の一つに、需要の存在があります。若手が不足しているからといって、仕事の需要が変わることはありません。2020年には東京オリンピックが開催されます。その影響で、開催前にはオリンピック関連施設やホテルなど宿泊施設の建設。開催後にはサービス関連の施設や観光施設の増築も見込まれます。こうしたことから、現場を数多く経験することで早期の成長が望むことができます。
もう一つの理由が、業界全体の高齢化です。上で触れた通り、とび職は定年を控えた高齢世代が多い職種になります。ベテランの引退後、多くのポストが空くため、他の業界よりも圧倒的に昇進を望みやすいといえるでしょう。
いかがでしたでしょうか。
職人気質の集まりで、なかなか入り辛いと思いがちなのが建設業界です。ですが実は若手不足を解消すべく、技能の向上のために協力的な業界、こと鳶職においては若手育成に力を注いでいます。今は技術を持っていなかったとしても、数年後には成長し、華麗な昇進をしているあなたの姿があるかもしれません。早く出世したいとお考えの方は、ぜひ建設業界に身をおくことを検討してみてはいかがでしょうか。